物流企業にとって、使用済みの物流パレットの処分方法についてお悩みの方もいるのではないでしょうか。
物流パレットに使われている素材によっても変わるものの、定期的に処分が必要になるため、廃棄費用を負担に感じている企業もあると思います。物流パレットを廃棄するときはもちろん実際にかかるコストや、費用を抑えつつ処分する方法について詳しく説明します。
物流パレットの処分費用を抑えつつ、片付けられる方法をお探しの方にこそ、知っておくのをおすすめします。
もくじ
不要になった物流パレットはどうやって廃棄する?

不要になった物流パレットは、そのまま放置したり家庭ごみとして処分することはできません。
パレットを廃棄するためには、回収・処分について適切な業者に相談する必要があります。主な処分方法として「購入したメーカーによる引き取り」「不用品回収業者への依頼」「産業廃棄物処理業者への依頼」はもちろん、資源ごみとして出す方法もあります。それぞれに回収条件や、費用が異なります。
パレットの状態や数量、素材に応じて適した方法を選ぶようにしましょう。
物流パレットを廃棄・処分するメリット

使わなくなった物流パレットをそのままにするのはおすすめしません。
- 購入したメーカーによる引き取り
- 不用品回収業者への依頼
- 産業廃棄物処理業者への依頼
を使い、廃棄・処分することによるメリットについて説明します。
短期間で確実に処分できる
使わずに放置されたパレットの回収に対応している、産業廃棄物処理業者は全国に点在しています。
短期間で確実に処分するためには、近くにある産業廃棄物処理業者に廃棄を依頼することによって簡単に物流パレットを片付けられます。
物流パレットによく見られる木製のものは、産業廃棄物処理業者に依頼し処分をしてもらう方法をおすすめします。木製パレットを回収したあとに木材チップとなり、パルプや燃料のリサイクルとなります。
プラスチックパレットの処分については、産業廃棄物処理業者に依頼することで破砕されたあとに洗浄し、化学原料や燃料になります。使わなくなったパレットをすぐに処分できるため、倉庫内の保管スペースを確保しやすくなり、結果として在庫管理の効率化や保管コストを削減することに繋がります。
パレットの状態を問わず処分できる
回収業者や産業廃棄物処理業者に依頼して処分する方法もあります。
長期間の使用によって、物流パレットには部分的な割れや変形などの破損が生じてしまうことも少なくありません。買取や再利用が難しいパレットの取り扱いに困ってしまうことも少なくありません。
その場合、回収業者や産業廃棄物処理業者に処分を依頼するのが、一番スムーズです。企業にある劣化が進んだパレットや安全に使わず放置されているパレットを、まとめて処分したい場合に最も有効的な方法です。
物流パレットを廃棄・回収してもらう際の注意点

物流パレットを廃棄・回収するときに留置してほしいことがあります。
- 購入したメーカーによる引き取り
- 不用品回収業者への依頼
- 産業廃棄物処理業者への依頼
を考えている人向けに、気を付けるべき点を紹介します。
処分方法によっては手間や時間がかかる
物流パレットは処分方法(回収方法)によっては手間や時間がかかってしまうことも少なくありません。
例えば、メーカーに引き取りしてもらう場合は回収条件や対象製品が決められている場合があります。そのため、すぐに処分しようとしても不要になって放置していたパレットたちと回収対象の照らし合わせができていないと、依頼できなくなってしまうことも考えられます。
また、大量に処分しなくてはいけない木製パレットや段ボールパレットに悩んでいる人もいると思います。
一度に処分しようとすると回収や搬出に時間がかかってしまう可能性も考えられます。保管場所からの搬出作業や運搬方法を事前に検討しておく必要も出てきます。状況次第では、パレットを解体してサイズを小さくする、複数回にわけて処分するなどの対応が求められることもあります。
処分費用がかかるケースが多い
物流パレットの廃棄・回収は無料でできる業者のほうが少なく、有料での対応となります。
素材やサイズ、数量、回収方法によっても処分する費用は異なるものの、回収費や運搬費・処分費用などの負担が大きく感じることもあります。
処分するパレットの枚数が多くなりそうなときは、費用負担が大きくなる可能性がある点には注意することが必要です。
【種類別】物流パレットの廃棄費用の相場

物流パレットの廃棄費用は種類によっても異なります。パレットの種類ごとに、回収・廃棄する場合の方法を確認しておき、回収してくれる人や処分の仕方を把握するようにしておきましょう。また1枚あたりにかかる費用についても、パレットを導入するうえで把握しておくのをおすすめします。
木製パレット
木製パレットは、パレットの大きさによっても費用が変わってきます。
パレットの状態によっても異なりますが、1kgあたり15円以上の廃棄費用がかかってきます。木製パレットの処分にかかる費用はもちろん、まとめて処分する場合の運搬費や車両費代などもかかるため、気を付けなくてはいけません。パレットを処分する場所までの場所によって、運搬費が大きく変わってきます。
片付けを考えている木製パレットの数も考慮しつつ、事前にお見積もりをとっておくことが大切です。木製パレットは2008年4月に産業廃棄物に区分されたことによって、法令で認められていない方法での処分は違法となります。また、廃棄を委託する場合は、産業廃棄物管理票を発行したうえで、正しく処分されているかどうかを確認するようにしてください。
プラスチックパレット
プラスチックパレットは、物流業界で最もよく使われているものです。
傷みにくく長く使えるのはもちろん、軽量で扱いやすいため多くの現場にて使用されています。ただし、プラスチックパレット製のパレットの場合は、産業廃棄物に該当します。産業廃棄物処理業者に委託して処分しなくてはいけません。
プラスチックパレットは化学原料もしくは燃料としてリサイクルする流れになります。プラスチックパレットを、産業廃棄物処理業者に処分してもらう場合、1kgあたり40円程度の相場がメタスとなります。他のパレットと比べてみても、処分費用が高く企業にとっても負担になってしまうケースも少なくありません。
プラスチックパレットを片付けるときまで考え、使用するパレットを選ぶようにしていきましょう。
金属製パレット
金属製パレットで丈夫で耐久性に優れているため、工業製品の運搬などに使用されることが多くあります。
産業廃棄物処理業者に依頼して処分してもらう必要がありますが、金属そのものに価値があるため売却できる可能性も考えられます。どうしても処分が必要なのであれば、産業廃棄物処理業者を通して処分する流れになりますが、産業廃棄物管理票などの発行も必要になります。
金属製パレットの廃棄が必要な場合は、収集や運搬費も、他のパレットと同様にかかるようになります。
段ボールパレット
段ボールパレットは、名前からもわかるように段ボールを使用しています。
資源ごみや古紙の扱いになるため、産業廃棄物には該当しません。処分するタイミングを選ぶこともなく、自由に捨てられるなど処分時の手間やコストも少ないのが特徴です。もし、段ボールパレットの処分について資源ごみを選択するのであれば、ビニール紐などを使い縛った状態で出すようにしてください。
お住まいの自治体によっても処分方法が変わってくるため、事前に確認しておくのをおすすめします。また、古紙として回収業者に持って行ってもらうこともできますが、近年需要が高まっていることもあり、有料にて買取してもらえる場合もあります。ただし、著しく汚れている段ボールは対象外になってしまうこともあります。
物流パレットの処分は廃棄よりも「パレット買取依頼(売却)」がおすすめ

物流パレットは処分費用がかかるケースも少なくありません。
そのため、状態によっては買取業者に売却する方が、最も有効的な方法と言えます。買取であれば、処分費用を抑えられるのはもちろんですが、場合によっては売却益を得ることができます。
パレットのなかでもプラスチックや木製パレットは、使われる頻度も多く需要が高いのが特徴です。そのまま廃棄するのではなく、買取してもらったほうが利益になる可能性が高くなります。
また、素材や状態によって中古品の扱いではなく、リサイクル資源やスクラップとして買取されるケースもあります。
物流パレットの買取相場
物流パレットを買取に出す場合、素材によっても買取相場が変わってきます。
物流パレットの買取で多い、プラスチック製・木製・金属製で見ていきましょう。
・プラスチックパレット
プラスチックパレットは処理コストもかかってしまうため、状態のいいものを買取に出す方法があります。一般的な相場は、600円前後となり、1,100×1,100mmの最も需要の高いサイズです。そのほかのサイズになると、需要も低くなってしまうため、500円前後の費用となります。
・木製パレット
木製パレットも物流パレットとしてよく使われているものになり、処理コストがかかります。買取に出した場合は、50円とやや安く設定されています。一般的なサイズの1,100×1,100mmの価格になり、そのほかのサイズは30円など、買取価格も安めに設定されています。また、状態次第によっては木製パレットの買取が思うようにできなくなってしまうことも少なくありません。
・金属製パレット
金属製パレットは、スチールやアルミニウムが主に使われていますが、素材によっても買取相場が変わってきます。鉄スクラップ相場によっても連動しており、1枚あたり数百円から数千円と差があります。
金属製パレットの状態によっても左右され、錆びや破損状態によっても変わります。重量もあるため、金属製パレットを持ち込めるのか、出張買取なのかでも変わってきます。金属製パレットを取り入れるときは、移動手段となる車両があるのか、持ち込めるのかによっても変わってきます。
物流パレットの買取依頼をする流れ

物流パレットの買取依頼をするときの、具体的な流れについて見ていきましょう。
まずは、買取業者を調べてお問い合わせを行います。電話・メールなど業者によっても変わりますが、近頃はLINEを使って問い合わせができるなど、時間帯を問わずに使えるものも増えています。また、買取業者に見積もりを出してもらったあと、確認し契約の流れに進んでいきます。急ぎの対応を依頼したいときは、事前に相談しておくのをおすすめします。
あとは、販売店に直接持ち込みもしくは出張買取にて物流パレットを運び買取してもらいます。
引き取りになると、業者によって手数料がかかってしまうこともあり、買取の利益が少なくなってしまいます。できるだけ持ち込みにて物流パレットの買取をしてもらえるようにしてください。
少しでも高値で物流パレットを買い取ってもらうためには?

最後に、買取業者に少しでも高値で物流パレットを買取してもらうためのコツを3つ紹介します。
なるべく状態の良いうちに売却する
買取業者に高値で物流パレットを買い取ってもらうためには、劣化する前のなるべく状態の良いうちに売却するのをおすすめします。パレットがひび割れしておらず、板抜けや腐食していない状態のものは高価買取をしてもらえる可能性があります。物流パレットを処分するときは、早めに問い合わせをおすすめします。
同じ規格のパレットをまとめ売りする
物流パレットを売却するときに、同じ規格のものをまとめ売りするのをおすすめします。少量のパレットを買取に出しても、業者によっては買取額を下げられてしまうことがあります。回収するのもコストがかかってしまうため、回収効率の良さを考えても、同じ規格同士で出すようにしましょう。
また、需要の高い木製パレット・プラスチック製パレットを中心に買取に出すことで高価買取をしてもらえる可能性も高まります。とはいえ、物流パレットを置くスペースの問題も出てきます。自社に適した方法を選択できるようにしてください。
複数の買取業者に査定を依頼する
物流パレットを買取に出すときは、複数の買取業者に査定を依頼するのをおすすめします。
業者によっても買取の最小パレット数が変わってきますし、条件なども変わってきます。物流パレットを買取に出すのであればできるだけ条件のいい業者にしたいと考えている人もいると思います。複数の業者を比較することで、相場よりも高いかどうかを判断できます。
買取価格にも影響する部分だからこそ、複数の業者に査定を依頼するのをおすすめします。
まとめ
物流パレットを処分するためには、素材によって産業廃棄物となり所定のコストを支払うことになります。
そのため、まとまった枚数を処分するとなるとやや負担に感じることもあるのではないでしょうか。物流パレットの処分や管理(メンテナンス)を負担に思っている企業は、レンタルパレットの導入を検討してみるのをおすすめします。
ROUTE88では、幅広いパレットに対応しているからこそ、お気軽にご相談ください。